六畳間の侵略者!?

六畳間の侵略者!? (HJ文庫)

六畳間の侵略者!? (HJ文庫)

主人公が暮らしはじめた六畳間に幽霊と魔法少女(自称)と地底人と異星人x2が舞い込む話。誰かハルヒに知らせてあげてください。
いわゆるドタバタハーレムギャグもの。


健速さんが書くだけあって、主人公はかなり出来たいい奴。
いわゆる巻き込まれ型で基本的にはヘタレでいざってときだけかっこいい主人公と違って、基本的に主人公がヒロインや状況をリードしつつ、しかし何らかの原因で弱ったところをヒロインが補完する、という形になっていて、それが本当に読んでいて気持ちいい。
当然ストーリーの性質に寄る部分も大きいけど、俺はどちらかというと健速タイプの主人公のほうがいい。


展開はヒロインの奇抜なキャラクターに対してとても堅実な印象。
変に凝ったりエキセントリックさを狙ったりすることなく、淡々と進んでいく安定感がある。
ただ、この巻はシリーズのプロローグというか体験版というか紹介だけでほとんど終わっているので、この先どう展開させるかは気になるところ。


あとはまぁゆりかの不遇っぷりが面白かった。
最後までコスプレマニアの自称魔法少女扱いだし、P355の挿絵ではサブキャラっぽいルース*1がきちんと映っているのに見切れているところとかw
でもはっきり言ってゆりかはむしろ嫌いな分類なんだな。。。
とりあえずこの巻で俺が一番気に入ったのはルースです!サブでも気にしないよ!

*1:かにしのでいうとリーダさん的ポジション